毎日愛猫に与えるものだからこそ、安全性を重視してキャットフードを選ぶことが大切です。

しかし、多様な種類のキャットフードがあるため、最適な選択に迷うことも多いでしょう。

この記事では、キャットフードを選ぶ際のポイントとおすすめのキャットフード20選をご紹介いたします。

キャットフード選びでお困りの方は、ぜひ最後までお読みください。

おすすめのキャットフード選びのポイント

おすすめのキャットフード選びには、以下の4つポイントがあります。

1. 主原料を確認してから選ぶ
2. ヒューマングレードのものを選ぶ
3. 有害添加物不使用の確認
4. 猫の年齢に適したフードを選ぶ

各ポイントについて詳しく解説します。

1. 主原料を確認してから選ぶ

キャットフードの主原料を確認する際には、以下の3点に注目しましょう。

パッケージ裏面の原材料表示を必ず確認することが大切です。

高タンパク質

猫は完全な肉食動物です。

猫本来の食性に近づけるため、動物性タンパク質が豊富なフードを選ぶべきです。

原材料欄で、肉や魚などの動物性タンパク質が最初に記載されているものを選択しましょう。

具体的な肉の種類が明記されているフードが望ましいです。

避けるべき表記は、低品質な原料使用の可能性があります。

グレインフリー

グレインフリーとは、小麦や米、大麦などの穀物を含まないキャットフードを指します。

猫は肉食動物のため、穀物の消化が苦手です。

消化器系への負担や消化不良による下痢、アレルギー発症のリスクがあります。

また、穀物は糖質が多いことで知られています。

高糖質は肥満を招き、肥満猫は糖尿病罹患率が4倍になるとの報告もありました。

グレインフリーフードは穀物不使用のため、肥満予防に効果的です。

低炭水化物

炭水化物には穀物の他、いも類や豆類も含まれます。

これらも糖質が高く、過剰摂取は肥満リスクを高めます。

目安として、炭水化物の配合量が40％未満のフードを選びましょう。

40％を超えると消化機能低下や高血糖の原因となる可能性があります。

炭水化物量の記載は義務ではないため、以下の計算方法を覚えておくと良いでしょう。

タンパク質、灰分、脂肪、繊維、水分は記載義務があるため、成分表で必ず確認できます。

2. ヒューマングレードのものを選ぶ

ヒューマングレードとは、「人間が食べられる品質の原料を使用している」フードを指します。

日本はペット食品に関しては後進国であるため、より厳格な規制を持つペット先進国で製造されたキャットフードに注目すると、高品質なフードを見つけやすいでしょう。

3. 有害添加物不使用の確認

キャットフードには添加物が使用されていますが、一部の危険な添加物はペットフード安全法で使用量が規制されています。

4. 猫の年齢に適したフードを選ぶ

愛猫の年齢に合わせてキャットフードを選ぶことが重要です。

猫の体調変化に応じてフードを選ぶことが理想的ですが、同時に猫の嗜好性も考慮する必要があります。

おすすめのキャットフードランキング20選

上記の選択基準を踏まえ、おすすめのキャットフード20選をご紹介します。

キャットフード選びの際の参考にしてください。

1位：モグニャンキャットフード

出典：モグニャン公式サイト

子猫からシニア猫まで全ての年齢層に適したキャットフードです。

穀物不使用のグレインフリー製品で、主なタンパク源として白身魚を使用しているため、低脂肪で肥満対策にも配慮されています。

穀物の代替としてさつまいもが使用されており、食物繊維が豊富です。

便秘傾向にある猫や腸内環境の改善が必要な猫に適しています。

ヒューマングレード品質の原材料を使用しているモグニャンは、安心して愛猫に与えられるキャットフードです。

2位：カナガンキャットフード

出典：カナガン公式サイト

カナガンキャットフードは、猫の食いつきの良さでSNS上で高評価を得ています。

その秘訣は、新鮮な生肉と乾燥チキンを60％含む高タンパク質レシピにあります。

猫が好むチキンを使用し嗜好性を高めつつ、ヒューマングレードの高品質原料を使用しているため、食事に飽きやすい猫にも適しているでしょう。

ヒューマングレード品質でグレインフリーのカナガンキャットフードは、食欲不振の猫に特におすすめの一品です。

3位：犬猫生活キャットフード

出典：犬猫生活

犬猫生活キャットフードは、国産にこだわった高品質フードです。

ヒューマングレード品質の原材料を使用し、全ての原料の産地を公開しています。

合成保存料、合成香料、合成着色料を一切含まず、鮮度維持のため個別包装を採用しています。

香りに敏感な猫は、開封直後の新鮮な香りに食欲をそそられるでしょう。

食欲不振や、開封後時間が経過したフードを好まない猫にも適しています。

高品質、無添加、高鮮度を特徴とする犬猫生活キャットフードは、安全性を重視するペットオーナーにおすすめです。

4位：ニュートロ ナチュラル チョイス 室内猫用 キトン チキン

出典：ニュートロ

ナチュラルチョイスは、大手ペットフードメーカーであるニュートロ社の製品です。

手頃な価格と高品質、多様な種類が特徴的です。

子猫向けのキトンチキンは、成長期の子猫に必要なタンパク質、カルシウム、リンなどの栄養素がバランスよく配合されています。

さらに、玄米やオートミールを含み、食物繊維が豊富で腸内環境の健康維持に貢献します。

キャットフード選びに迷った際は、ナチュラルチョイスを選択すれば間違いないでしょう。

5位：ロイヤルカナン キトン 成長後期の子猫用（生後12ヵ月齢まで）

出典：ロイヤルカナン

ロイヤルカナンは、ペットフード業界で長年の実績を持つブランドが提供する子猫用フードです。

炭水化物源として米と超高消化性小麦タンパクを使用しています。

90％以上の高い消化率を実現し、消化器官が未発達で下痢しやすい子猫に配慮した設計となっています。

ロイヤルカナンの子猫用シリーズは、猫種別や生後1ヶ月から4ヶ月の子猫用など、多様なラインナップがあるため、子猫の特性に合わせたフード選びが可能です。

6位：ニュートロワイルドレシピ キトン チキン [子猫用]

出典：ニュートロ

ワイルドレシピは、ナチュラルチョイスと同じニュートロ社が提供する高タンパク、グレインフリーのキャットフードです。

穀物の代替としてエンドウ豆やポテトを使用しています。

野生の猫本来の食事を追求して開発されており、40～42％のタンパク質で筋肉の発達をサポートします。

高タンパクでグレインフリーのワイルドレシピキトンチキンは、子猫の健全な成長をサポートするフードです。

7位：オリジン キャットフード オリジナルキャット

出典：アカナ・オリジン

オリジン オリジナルキャットは高タンパク質を特徴とするキャットフードです。

原材料の3分の2が新鮮または生の食材で構成されており、猫本来の食欲を刺激します。

このフードはグレインフリーで、穀物の代替としてエンドウ豆やレンズ豆などを使用しています。

これらの豆類は低GI食品として知られ、血糖値の急激な上昇を抑える効果があるため、糖尿病リスクの高い猫に適した食材といえるでしょう。

活動量の多い若い猫や、食事にこだわりのある猫に特に適したキャットフードです。

8位：FINEPET’S（ファインペッツ）キャットフード

出典：ファインペッツ

ファインペッツキャットフードは、肉類原材料が85％を占める驚異的な高タンパクフードです。

消化吸収率も85％と高く、優れた嗜好性を誇ります。

多くのキャットフードが鶏肉を使用する中、このフードは珍しくアヒル肉を主原料としています。

アレルギーリスクが低いため、飽きやすい猫の興味を引きつけるでしょう。

全年齢対応で高カロリーなため、少量でも十分な栄養摂取が可能です。

子猫からシニア猫まで幅広く使用できるファインペッツは、汎用性の高いキャットフードといえるでしょう。

9位：ニュートロ ナチュラル チョイス 毛玉トータルケア アダルト チキン [成猫用]

出典：ニュートロ

ナチュラルチョイスの多様なラインナップの中で、このフードは毛玉対策に特化しています。

可溶性食物繊維を含むオオバコ種皮を配合し、毛玉の自然な排出をサポートします。

猫が飲み込んだ毛は、体内でヘアボールを形成し腸閉塞を引き起こす危険性があるため、日常的に毛玉ケア用フードを与えることで、このリスクを軽減できるでしょう。

さらに、豊富な繊維質含有により、便秘傾向の猫にも適しています。

毛づくろいで毛を多く飲み込んでしまう猫に特におすすめのフードです。

10位：ニュートロ シュプレモ 白身魚＆チキン［成猫用］

出典：ニュートロ

シュプレモは、ニュートロ社が提供するプレミアムキャットフードです。

主原料として魚とチキンの2種類を使用し、両方の風味で猫の嗜好性を高めています。

シュプレモの最大の特徴は、パンプキン、ブルーベリー、ニンジンなど17種類もの素材を使用していることです。

これらがバランスよく配合され、幅広い栄養価を実現しています。

多様な栄養素を愛猫に与えたいと考える飼い主には、17種類の素材を含むシュプレモがおすすめでしょう。

11位：ロイヤルカナン ライトウェイトケア

出典：ロイヤルカナン

体重管理が必要な猫に最適なフードです。

低脂肪設計で、通常より33％脂肪分を抑えており、多くの猫の減量成功をサポートします。

避妊・去勢後の猫は特に体重が増加しやすく、人間と異なり運動による減量が困難なため、猫の体重管理には食事改善が最も効果的な方法となります。

この製品は、豊富な食物繊維を含み、カロリーを抑えつつも満腹感を得られるよう工夫されています。

愛猫の体重管理にお悩みの方におすすめです。

12位：ロイヤルカナン アロマ エクシジェント

出典：ロイヤルカナン

ロイヤルカナン アロマ エクシジェントは、魚由来の香りを活用して猫の食欲を刺激します。

猫は香りで食べないと決めたフードには一切口をつけません。

それほど、猫にとってフードの香りは重要な要素です。

アロマ エクシジェントは、香りに敏感な猫の嗅覚を刺激し、食欲を増進させます。

食事の好き嫌いが多い猫に特におすすめのフードです。

13位：K9 FLチキン＆ラム・フィースト

出典：K9ナチュラルジャパン

猫本来の肉食性に適合するよう設計された高タンパクフードです。

99%以上の肉類を使用し、心臓や腎臓などの内臓も含めることで自然界での食事に近い栄養バランスを実現しています。

このフードの特徴は、穀類・イモ類・豆類などの粘性の高い原材料を一切使用していないことです。

多くの一般的なキャットフードではこれらの原料が使われているため、K9の徹底したこだわりが際立っています。

さらに、人工保存料・人工着色料・人工香料を一切含まないため、安全性を重視する飼い主にとっておすすです。

14位：シーバ デュオ

出典：シーバ

シーバは入手しやすさと猫の嗜好性の高さで人気のキャットフードです。

個別包装されているため、常に新鮮な状態で提供できます。

シーバのラインナップは豊富で、「香りのまぐろ味セレクション」の他に「鶏ささみ味と海のセレクション」や「クリーミーチーズ味セレクション」などがあります。

この多様性により、猫の食欲が落ちた際に味の変更がしやすいです。

15位：ねこひかり

出典：いぬねこひかり

ねこひかりは国産原材料にこだわったキャットフードです。

「愛猫に毎日長期的に与えられるもの」という考えのもとで開発されています。

九州産の若鶏や大麦・玄米、北海道産のわかめや昆布など、原材料の産地がウェブサイトで詳細に公開されており、透明性が高いです。

また、穀物を意図的に加えることで、肉だけでは不足しがちなビタミンやミネラルを補完しています。

さらに、猫の健康に有害な可能性のある香料や着色料を一切使用しない無添加製法を採用しています。

猫の体への負担を最小限に抑えるよう徹底的に研究され製造されたキャットフードといえるでしょう。

16位：ZiwiPeak（ジウィピーク）エアドライ・キャットフード ラム

出典：ZIWI

ジウィピークは動物性タンパク質が96%を占める高タンパク質キャットフードです。

生肉、内臓、魚介類などを豊富に含んでいます。

原材料に穀物を使用しないシンプルなレシピで、脂質も4％と低糖質に抑えられています。

エアドライ製法を採用しているため、一般的なドライフードとは異なり、やや湿り気のある食感です。

そのまま給餌できますが、その独特の風味を活かしてトッピングとしても使用できます。

食欲不振の猫の嗜好性を高める効果が期待できるでしょう。

17位：アカナ ワイルドプレイリーキャットレシピ

出典：アカナ・オリジン

アカナ ワイルドプレーリーキャットは、レバーなどの内臓を含む総合的な栄養バランスを持つキャットフードです。

タンパク質含有量は37％と高く、グレインフリー設計となっています。

全年齢対応のため、子猫からシニア猫まで幅広く使用できます。

酸化防止剤には天然素材を使用しているため、猫の生涯を通じて安心して与えられる高品質なキャットフードと言えるでしょう。

18位：ピュリナワン 避妊・去勢した猫の体重ケア

出典：ピュリナワン

このキャットフードは、避妊・去勢後に体重が増加しやすい猫向けに設計されている製品です。

「ピュリナワン美味を求める成猫用チキン」と比較して、約24％低脂肪かつ約17％低カロリーとなっています。

さらに、食物繊維の含有量が豊富で、同シリーズの他製品と比べて180％多く配合されているため、満腹感が得られるだけでなく、猫が飲み込んでしまったヘアボールの排出も促進します。

体重管理が必要な猫に特におすすめのフードです。

19位：ロイヤルカナン エイジング 12+

出典：ロイヤルカナン

ロイヤルカナン エイジング 12+は、12歳を超えた猫のニーズに特化して開発されたフードです。

加齢に伴い、猫の歯や顎の力が弱まり、食欲が減退した高齢猫でも容易に咀嚼できるよう、粒の形状や硬さが工夫されています。

さらに、高齢猫に多い腎臓疾患のリスクを考慮し、リン含有量を適切に調整しています。

加えて、泌尿器系の健康維持に配慮したミネラルバランスを実現。

高齢猫の様々な健康課題に対応した総合的なケアを提供するキャットフードといえるでしょう。

20位：アランズナチュラルキャットフード チキン＆ターキー

出典：公式サイト

アランズナチュラルキャットフードは、シンプルな原材料構成が特徴です。

わずか10種類の原料で製造され、不要な成分を排除しています。

主原料は高タンパク質で低カロリーなチキンとターキーを中心とし、栄養価の高い野菜や果物をバランスよく配合しています。

人工香料や着色料などの不要な添加物は一切使用していません。

また、穀物も含まれておらず、日々の給餌に適した安全性の高いフードです。

必要不可欠な原料のみを厳選して製造されたアランズナチュラルキャットフードは、無駄を省いた理想的なキャットフードと言えるでしょう。

おすすめのキャットフードを猫へ与える際の注意点

猫に餌を与える際は、新鮮な水を必ず用意しましょう。

水は尿路結石予防のため、ミネラル成分の少ない「軟水」を選びます。

硬水は避けてください。

また、人間の食事には猫に有害な食材が含まれることがあるため、注意が必要です。

以下は猫にとって危険な食材の一例です。

肉料理は猫の興味を引きやすいため、上記の材料を含む料理には特に注意が必要です。

危険な食材以外でも、調味料が消化器官への負担増加や肥満を引き起こす可能性があります。

キャットフードは必要な栄養素をバランスよく含んでいるため、これをしっかり食べさせることが重要です。

おすすめのキャットフードを選ぶ際によくある質問

以下では、よくある質問を紹介します。

• 猫の食欲を増進させるには？
• 子猫の餌をふやかす期間は？

愛猫の状況に合わせてご参考ください。

猫の食欲を増進させるには？

猫の食欲を刺激するには、フードの香りを強調することが効果的です。

トッピングには、猫用かつお節やふりかけなども使用できます。

また、食器の選択も重要です。

食事中に動かない陶器の皿が推奨されます。

ただし、猫が長期間食事を摂らない場合、「肝リピドーシス」のリスクがあります。

24時間以上食べない場合は、獣医師の診察を受けることをおすすめします。

子猫の餌をふやかす期間は？

子猫の餌をふやかす目安は生後4ヶ月頃までです。

ドライフードへの移行は段階的に行いましょう。

ふやかしたフードを徐々に固くしていき、約1週間かけてドライフードに移行します。

この過程で下痢が見られる場合は、一時的にふやかした状態に戻します。

急がず、愛猫の反応を見ながら慎重に移行することが大切です。

おすすめのキャットフード選びまとめ

おすすめのキャットフードを選ぶ際のポイントは以下の通りです。

さらに、愛猫の年齢や健康状態に適したフードを選ぶことが重要です。

適切なキャットフードを与えることで、猫の健康維持と長寿に貢献できます。

個々の猫の特性や好みは異なるため、複数の高品質フードを試してみることをおすすめします。

愛猫に最適なフードを見つけ、健康的な食生活をサポートしましょう。