「小さな猫には大きな粒のフードが不安…」
「高齢猫でも食べやすい小さめの粒のキャットフードはない？」

と考える飼い主は少なくありません。

小顎の猫や咀嚼力の弱い子猫、老齢の猫にとって、大粒のキャットフードは摂取が困難な場合があるため、硬さや大きさを考えて選ぶことが大切です。

この記事では、小粒タイプのキャットフードで特におすすめの14選をご紹介します。

体の小さな愛猫を飼育している方は、猫の健康維持のためにぜひ参考にしてみてください。

小粒のキャットフード選びの重要ポイント

小型のキャットフードを選択する際は、以下の要素に注目すると良いでしょう。

• 猫の発育段階との適合性
• 肉類や魚類が主成分であるか
• 穀物不使用（グレインフリー）であるか
• バランスの取れた栄養摂取が可能か
• 猫の健康に有害な添加物が含まれていないか

それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。

猫の発育段階との適合性

小粒のキャットフードでも、対象とする猫の成長段階によって含有する栄養素が異なります。

愛猫の年齢や成長度合いを考慮したフード選択が重要です。

各成長段階で注意すべきポイントは以下の通りです。

子猫には高カロリーフードを

子猫は成長期にあるため、多くの栄養とカロリーを必要とします。

成猫用よりもカロリーが高く、栄養価の高いフードを与えるべきです。

成猫は過度の体重増加に注意

成猫は子猫ほど高カロリーを必要としないため、フードの与えすぎに気をつけましょう。

短頭種の成猫は大粒のフードが食べにくいため、栄養価の高い小粒フードがおすすめです。

老猫は疾病予防を意識

老猫は様々な疾患にかかりやすくなるため、病気予防効果のあるフードが適しています。

また、咀嚼力の低下により、小粒フードやウェットフードの方が食べやすくなります。

肉類や魚類が主成分であるか

猫は肉食動物であるため、肉や魚を主原料とした動物性タンパク質が不可欠です。

これらの食材はタンパク質だけでなく、ビタミンAやBも豊富に含んでいます。

安価なキャットフードは穀物が主原料のことが多く、タンパク質不足や消化器系への負担が懸念されるため、避けるべきです。

穀物不使用（グレインフリー）であるか

高品質なキャットフードの多くは、穀物を含まないグレインフリー製品です。

猫は穀物の消化が苦手で、過剰摂取すると消化不良を引き起こす可能性があります。

また、穀物アレルギーを持つ猫もいるため、アレルギー反応が心配な場合は穀物入りフードを避けるのが賢明です。

バランスの取れた栄養摂取が可能か

猫に必要とされる主要な栄養素は以下の5つです。

猫の健康状態によって必要な栄養素は変わってきます。

例えば、心臓疾患のある猫にはタウリンが重要です。

パッケージに特に重視されている栄養素が記載されていることが多いですが、愛猫に必要な栄養素が不明な場合は、獣医師に相談することをおすすめします。

猫の健康に有害な添加物が含まれていないか

猫用フードは自然由来の原材料が望ましく、人工添加物は避けるべきです。

人工添加物の中には猫に有害な成分も含まれているため、これらが入っているフードは選択しないようにしましょう。

キャットフードのパッケージ裏面には原材料や添加物が記載されているので、必ず確認するようにしましょう。

小粒キャットフードのおすすめランキング14選

ここでは、小粒タイプのキャットフードで特におすすめの14選をご紹介します。

• 1位：GRANDS（グランツ） 1歳〜シニア用
• 2位：モグニャンキャットフード
• 3位：カナガンキャットフード チキン・サーモン
• 4位：カナガンデンタルキャットフード
• 5位：HAPPY CAT
• 6位：ジャガーキャットフード
• 7位：アランズナチュラルキャットフード
• 8位：ナウフレッシュ 成猫用 小粒（ターキー&サーモン）
• 9位：ミャウミャウ キャットフード カリカリ 小粒タイプ まぐろ味
• 10位：ロイヤルカナン フィーラインヘルスニュートリション マザー&ベビーキャット
• 11位：ブラバンソンヌ シニア猫用
• 12位：セレクトバランス グレインフリー ベビー チキン 超小粒 ～4ケ月の子猫・母猫用
• 13位：ミオ ドライミックス 毛玉対応 かつお味
• 14位：ピュリナワン 室内飼い猫用 インドアキャット チキン

1位：GRANDS（グランツ） 1歳〜シニア用

出典：グランツ公式サイト

GRANDSは人工添加物や穀物を含まない、猫に優しい製品です。

高タンパクかつ低糖質で、愛猫の健康的な成長をサポートします。

原材料の71.8%以上がチキンやサーモンなどの天然由来のタンパク源で構成され、アミノ酸やビタミンも豊富に含まれています。

粒の大きさも綿密に設計されており、猫が美味しく食べやすい小粒サイズで、愛猫の食欲を刺激します。

小分けパッケージにより、開封後も常に新鮮な状態でフードを提供できるのも魅力的です。

2位：モグニャンキャットフード

出典：モグニャン公式サイト

モグニャンキャットフードは、幼猫から高齢猫まで幅広い年齢層の猫に適した、栄養豊富な小粒サイズのフードです。

バランスの取れた栄養成分により、複数の猫を飼育している家庭でも容易に導入できます。

原材料の65%がヒューマングレードの白身魚で構成されており、香り豊かで美味しく、猫の食欲を刺激します。

グルテンフリーで消化器系への負担が少なく、愛猫の健康維持に効果的な点も注目に値します。

3位：カナガンキャットフード チキン・サーモン

出典：カナガン公式サイト

カナガンキャットフードは獣医師から高い評価を受けており、アンケートに回答した114名の獣医師全員が「栄養バランスに優れている」と評価しています。

さらに、92%の獣医師が「嗜好性が高い」と評価しており、猫の健康と味の両方を重視する飼い主にとって理想的な選択肢です。

その品質は英国王室エリザベス女王からの表彰歴があり、世界中で愛用されている信頼性の高いキャットフードです。

グルテンフリーで、香料・着色料不使用を徹底しているため、安全性も高く評価されています。

4位：カナガンデンタルキャットフード

出典：カナガン公式サイト

カナガンデンタルキャットフードは、猫の美容と健康を重視して開発された製品で、特許取得成分による独自の健康サポート機能を備えています。

天然のケア成分「プロデン・プラークオフ」を豊富に含有しており、体内の不純物を排出する効果があります。

主原料にターキーを使用し、穀物・香料・着色料を一切含まないフードとして、美容面だけでなく安全性にも配慮されています。

高齢になっても健康的な猫を望む飼い主にとって、検討する価値のある製品です。

5位：HAPPY CAT

出典：Amazon

HAPPY CATは「自然由来の栄養」を基本理念としており、肉類、野菜、植物性原料を巧みに組み合わせて最適な栄養バランスを実現しています。

呼吸器系や消化器系など、猫の体の各部位の健康を促進する栄養素が豊富に配合されており、愛猫の健康寿命延長を目指す飼い主に適しています。

子猫向けの高タンパク質シリーズから、高齢猫特有の健康問題予防に焦点を当てたシリーズまで幅広く展開しており、愛猫の年齢や状態に応じて最適な製品を選択できる点も魅力的です。

6位：ジャガーキャットフード

出典：ジャガー公式サイト

ジャガーキャットフードは、品質重視の姿勢で上質なタンパク質にこだわり、チキン、サーモン、鴨、マスなどの高品質な肉魚類を豊富に使用しています。

原材料の80%が動物性食材で構成されており、高タンパクかつ美味しさを両立させているのが特徴です。

肉魚類に加え、栄養価の高いフェンネルを配合するなど、愛猫の健康を総合的にサポートする工夫が施されています。

穀物不使用（グレインフリー）の製法を採用しているため、アレルギー体質の猫にも安心して与えることができます。

7位：アランズナチュラルキャットフード

出典：公式サイト

アランズナチュラルキャットフードは、猫の必須栄養素を提供するために厳選された最小限の原材料で構成されています。

人工添加物や穀物など、猫の健康に悪影響を及ぼす可能性のある成分を一切含んでいないのが特徴です。

さらに、乳製品や牛肉、豚肉といったアレルギーの原因となりやすい食材も使用していません。

各種野菜を配合することで、食物繊維やビタミン、ミネラルを効率的に摂取できるため、日々の給餌だけで様々な疾患の予防に貢献する点も魅力的です。

8位：ナウフレッシュ 成猫用 小粒（ターキー&サーモン）

出典：Amazon

ナウフレッシュは、レンダリングミートミールや肉副産物を一切使用せず、タンパク源として100%新鮮な肉類のみを使用しています。

20種類を超える新鮮な野菜や果物を配合しており、肉だけでは不足しがちな栄養素も十分に摂取できます。

栄養価の高いオイル類も豊富に含まれており、オメガ脂肪酸などが愛猫の健康を効果的にサポートします。

さらに、ナウフレッシュシリーズの中でも小粒タイプであるため、子猫や高齢猫でも食べやすい点が特徴的です。

9位：ミャウミャウ キャットフード カリカリ 小粒タイプ まぐろ味

出典：アイシア

ミャウミャウは、a-iペプチドという特殊成分を配合しており、摂取するだけで猫のストレスを約30%軽減する効果があります。

さらに、リラックス効果のある香りを放つDMHFも含まれており、猫の精神的健康を重視する飼い主に適しています。

また、食物繊維による毛玉の排出促進、マグネシウム調整による下部尿路の健康維持、脂肪酸による皮膚や被毛の美しさのサポートなど、多面的な健康効果が期待できます。

粒は薄型に設計されており、小顎の猫でも食べやすいよう配慮されています。

10位：ロイヤルカナン フィーラインヘルスニュートリション マザー&ベビーキャット

出典：ロイヤルカナン

ロイヤルカナン フィーライン ヘルス ニュートリションは、生後4ヶ月までの子猫や妊娠・授乳中の母猫に必要な栄養素に特化したフードです。

成長期や出産後の体力回復のため、極めて高カロリーに設計されています。

ビタミンEとCを独自の比率で配合し、免疫機能の強化をサポートします。

DHAやマンナンオリゴ糖などの成分を豊富に含み、脳の発達や腸内環境の改善、健康維持に貢献します。

小粒サイズで設計されているため、顎の発達が未熟で高カロリー摂取が必要な子猫に最適です。

11位：ブラバンソンヌ シニア猫用

出典：ブラバンソンヌ

主成分の約90%がタンパク質で構成されており、高齢猫が必要な栄養を効率的に摂取できる設計のシニア用フードです。

高齢猫は筋力が低下しやすいですが、豊富なタンパク質が筋肉の維持をサポートするため、健康寿命の延長を目指す飼い主に適しています。

グルコサミン、コンドロイチン、緑イ貝などの成分が関節の健康をサポートし、高齢猫の活動性を維持する可能性があります。

さらに、加齢とともに衰えがちな消化機能や免疫力などの維持にも配慮された配合となっています。

12位：セレクトバランス グレインフリー ベビー チキン 超小粒 ～4ケ月の子猫・母猫用

出典：セレクトバランス

セレクトバランスのベビー用キャットフードは、幼齢の猫が摂取しやすいよう超小粒に設計されています。

母乳に含まれるヌクレオチド、コエンザイムQ10、ビタミンE、ビタミンCを豊富に配合しており、子猫の健康的な成長を促進します。

高カロリー設計により、成長期の子猫に必要な十分なエネルギーを供給できる点も特徴的です。

また、栄養不足に陥りやすい妊娠中や授乳中の母猫にも適しています。

母乳を通じて失われた栄養素を効果的に補給できるフードとしても高く評価されています。

13位：ミオ ドライミックス 毛玉対応 かつお味

出典：日本ペットフード

ミオは日本の猫の健康維持と美味しさを追求して開発されたキャットフードで、かつお、まぐろ、小魚が小粒サイズでミックスされています。

食物繊維が豊富に配合されており、毛玉の排出を促進します。

また、低マグネシウム設計により、下部尿路の健康維持にも配慮されています。

カリカリとした食感の歯磨き粒も含まれており、摂取するだけで歯垢除去効果が期待できます。

1kgあたり1,000円を下回るコストパフォーマンスの高さも特徴で、複数の猫を飼育している家庭にも適したフードです。

14位：ピュリナワン 室内飼い猫用 インドアキャット チキン

出典：ピュリナワン

ピュリナワンは8mmの小粒サイズで製造されており、丸型、三角型、テトラポット型の3種類の形状がランダムに混合されています。

この多様な形状により、猫が飽きずに食事を楽しめるため、食欲不振の猫にも適しているでしょう。

天然の食物繊維による毛玉の排出促進や、オリゴ糖による糞便臭の軽減など、多面的な効果が期待できます。

獣医師が推奨する栄養素を全て含有しており、健康維持から疾病予防まで包括的な栄養管理が可能です。

小粒キャットフードのサイズと形の特徴

キャットフードの粒の大きさは多様で、小粒や大粒の明確な基準は存在しません。

一般的には5mm〜1.5cm程度のサイズが主流で、8mm以下が小粒、5mm以下が超小粒と呼ばれることが多いです。

フードの形状も食べやすさに影響するため、以下の特徴を理解しておくと良いでしょう。

猫の顎の形状や咀嚼力に応じて適切な形状を選ぶことが重要ですが、まずは栄養バランスを重視してフードを選択することがおすすめです。

小粒キャットフードが適している猫の特徴

以下のような猫には小粒キャットフードが特に適しています。

愛猫の状況に応じて、小粒キャットフードの使用を検討してみましょう。

• 高齢猫と子猫
• 小型猫種や短頭種
• 口腔内に問題を抱える猫

高齢猫と子猫

高齢猫や子猫は咀嚼力が弱く、大きな粒のフードを噛み切ることが困難です。

また、消化能力も低下しているため、十分に噛めていないフードを飲み込むと消化不良を引き起こす可能性があります。

小粒のキャットフードは丸呑みしても喉に詰まりにくく、消化も早いため、猫の年齢に応じて適切なサイズのフードを選択することが重要です。

小型猫種や短頭種

小型の猫や短頭種は顎が小さいため、大粒のフードを口に入れることが困難です。

成猫であっても小粒フードがおすすめされます。

以下の猫種は特に大粒フードが食べにくいため、小粒フードを与えることで食欲が改善する可能性があります。

大型の猫でも小粒サイズのフードを好む場合があるため、飼い始めは様々なサイズや形状のフードを試してみることをおすすめします。

口腔内に問題を抱える猫

歯肉炎などの口腔内トラブルがある猫は、フードを噛むだけでも負担となり、食欲が低下することがあります。

このような場合、小粒フードやウェットフードを与えることが重要です。

小粒フードは丸呑みが可能なため口腔への負担が少なく、水でふやかすことでさらに痛みを軽減できる可能性があります。

ただし、食べやすくなったことで過食し肥満になるリスクもあります。

猫の体格や年齢に応じた適切な量を給餌するよう注意しましょう。

小粒キャットフードで愛猫の食事時間をより快適に

本記事では、子猫や高齢猫に適した小粒キャットフードのランキング14選をご紹介しました。

小粒キャットフードのメリットは、咀嚼力や消化能力が低下した猫、口腔内に問題を抱える猫でも摂取しやすい点です。

また、丸呑みしても喉に詰まるリスクが低いことも大きな特徴です。

子猫や高齢猫の場合、必要なカロリーや栄養素が異なるため、粒のサイズだけでなく、原材料や栄養成分にも十分な注意を払う必要があります。

本記事の情報を参考に、愛猫に最適な小粒キャットフードを選択し、健康的な食生活をサポートしましょう。